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『2030年 すべてが「加速」する世界に備えよ』|レビュー

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“2030年”の世界とは

この本が日本で出版されたのは 2020年12月22日 です。

その10年後の世界がどうなっているかを、訥々と語っている本書。

にわかには信じ難いような話もあれば、すでに技術自体確立し実用まで秒読み段階にあるような内容まで、とにかくあらゆる角度から2030年の世界を予告しています。(予言ではない)

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エクスポネンシャル・テクノロジー

特にキーワードとして挙げられているのが、「エクスポネンシャル・テクノロジー」。

辞書で”exponential” を引くと、「指数関数的な、急激な」との意味合いが書かれてます。

様々な技術がとてつもない速度で進歩しており、それぞれの技術が融合することで更に爆発的な進化を遂げ、これまで停滞していた問題を一気に解決する事が可能になるそうです。

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SF(ScienceFiction)からSF(ScienceFact)へ

本書の中で語られている内容は現時点ではまだ計画段階のものであったり開発途中のものも多くありますが、反対にすでに実用化されていたり、まもなく世に出回るような技術も書かれています。

今まで空飛ぶ車(エアカー)や火星での暮らしなどはSF(Fictionの方)でしか語られなかったものでしたが、この先10年の進化でSF(Fact:事実)となると明言しています。

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変化の速度

言われてみればですが、ここ20~30年で起きた変化もかなり急激だと感じます。

わたくし現在40代の後半にさしかかっておりますが、生きてきた中で様々な変化があったなぁと。

父母の世代やそのまた父母(祖父母)の世代から比べるとその進化のスピードは確かに指数関数的に速くなっていると言わざるを得ません。

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消えていったテクノロジー達

たとえば、わたしの子供の頃ビデオデッキは高嶺の花で、小学校時代はまだ普及率は
それほど高くありませんでした。

ファミコン世代ですので、ファミコンも当然そうですね。

中学に入るころにはある程度普及率も上がってきましたが、そう思った途端今度はデジタルの波が襲ってきました。CDが出始めたのはその頃です。

それまで音楽はラジオ放送やレコードからカセットテープに録音して、ラジカセやWalkmanで聴いていましたが、初めてCDで音楽を聴いた時にはその音の良さに衝撃を受けました。

録音機材もカセットからMDへと変わり、映像関連もビデオテープからLDやDVDへ変遷しました。

その当時の変化の仕方もかなり速かったように思いますが、いまどきの変化の比ではなかったですね。

パソコンや電子機器(携帯、スマホ、タブレット)の進化の仕方はえげつないくらいです。

それを考えると、この先の変化はますます速度を上げていくのは、当然のように思えます。

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2030年の世界に備えます

10年後、多分まだわたしも生きていると思うので、本書に書かれている内容がどれだけ実現されているか非常に楽しみです。

自動運転車やナノテク医療が現実になっているといいなと思います。

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