日々、生活の質を改善していきたいと思っています。(※楽して生きたい ← 本音)
紆余曲折の人生を経て辿り着いたのが「論語」です。(詳しくはプロフィール参照)
論語には様々な処世訓が書かれています。
書籍やホームページなど様々な解説も世にあふれています。
一方で「論語読みの論語知らず」という言葉があります。
私自身は”論語読み”ですらありませんが、知らないからこそ学べることが大いにあります。
自分なりの解釈で子供にも分かりやすいようにまとめられたらいいなと思ってます。
論語とは?
そもそも論語ってなに?

『論語』とは一言で言ってしまえば、「生き方のヒントをくれる処世訓」です。
今から2500年ほど前の中国の思想家である孔子とその弟子たちとの間で交わされた問答を、孔子の没後に弟子たちが編纂したものです。
では具体的にどんなヒントが得られるのでしょうか?
聖人君子を育成するための指南書
孔子が活躍したのは春秋戦国時代。多くの国が乱立し覇権を争っていた時代です。

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そんな中、孔子が理想としたのは武力ではなく徳によって治める徳治政治の世です。
徳を積んだ者を聖人や君子と称し、国のトップたる君主はそうした人であるべきであると考えていました。
この君子としての心構えや振る舞いを訥々と語って聞かせたのが論語のベースとなっています。
現代においては君子=意識の高い人と置き換えてもよいかと思います。
ベストプラクティスの集大成

そうした時代背景にあって当初は君子育成の指南的な意味合いが強かったものが、長い時を経て徐々に拡大解釈され多くの人が実践できるような処世訓へと変化します。
たとえば、
- 巧言令色:口が達者で美辞麗句を並べ立てるような人は仁が少ない(信用できない)
- 温故知新:古い事柄をよく学び、そこからさらに新しい知識を得る
- 切磋琢磨:よいライバルとともにお互いに磨き上げる
これらはいずれも『論語』の中で語られているもの。
現代でもよく使われる四字熟語やことわざなどにも多く見られるのが論語の特徴です。
このように世代を超えて通じる人生訓、処世術などを幅広くまとめあげたものが『論語』であり、言わば人生における「ベストプラクティスの集大成」なのです。
しかし、そんな古い時代に書かれたものが、なぜこれほど長く読まれ続けているのか。
そこにはちゃんと理由があります。
孔子とは?
超絶インフルエンサー

論語が体現しているのは、普遍的で理にかなった考えはいつの世でも受け入れられるという事。
今風に言えば、孔子の教え(ツイート)が真に共感を得る言葉であるがゆえに、弟子たちに刺さりまくり瞬く間に広がった(リツイートされた)と言えます。
そうした意味で孔子は超絶インフルエンサーであり、今なおフォロワーが後を絶たないのは頷けます。
ちなみに、直接の弟子やそのまた弟子などを入れると3000人を超えたそうです。
日本でも古来から学問の一部として取り入れられており、徳川家康や渋沢栄一など歴史上の偉人達も手本にしていました。
意識高めの先駆け
これだけ多くの教えを残した孔子ですから、やはり相当に意識が高かったのでしょう。
つねにアンテナを張り、世の情勢を鋭く読み解いていたのは想像に難くありません。
私自身は意識高い系の人でも、できるITエンジニアでもなく論語に関してもかじった程度の知識か持ち合わせていません。
それでも読んでいていとてもためになるし、面白いと感じています。
また、論語は難しいとか、漢文を敬遠しがちな日本人にとってはあまりいいイメージがないのも事実です。
しかし上でも述べた通り、多くの先人が分かりやすい説明付きで解説してくれています。
論語は時代や読み手によって柔軟な解釈が可能です。事実、訳者や著者によって書かれている内容は様々です。
そのように時代や人によって様々な受け取り方ができるからこそ、これまで長年にわたって読み継がれてきたのだと言えます。
論語全文紹介
以下の記事で論語の各文をご紹介しています。
論語は気になった方はご覧いただければ幸いです。
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