論語本

『60分で名著快読 論語』(狩野 直禎)|レビュー

論語本

閲覧いただきありがとうございます。

よい生き方の模範とすべく日々、論語について勉強しています。

本記事では狩野 直禎『60分で名著快読 論語』(日経ビジネス人文庫)についてレビューしています。

こんな方に向いてます
  • 「論語」を読んでみたい
  • 「論語」おススメの書籍を知りたい
  • 「論語」の内容をかいつまんで知りたい
スポンサーリンク

『60分で名著快読 論語』|論語のエッセンスを易しく解説

論語の肝の部分が分かる!

書き物としての『論語』を読もうとすると大別して2つの系統に分かれます。

ひとつは、二十編500にのぼる全文の紹介(白文、読み下し、現代語訳)がされているもの。

もうひとつは、含蓄のあることばや教訓・指針となるいわば論語の “” の部分に絞って解説されているものです。

今回レビューする『60分で名著快読 論語』は後者にあたります。


以降でおススメのポイントをご紹介します。

スポンサーリンク

『60分で名著快読 論語』おススメのポイント

【おススメその①】ポイントをおさえた章立て

本書は以下の全6章で構成されています。

  1. 論語と孔子の基礎知識
  2. 論語の人間観
  3. 生活のあり方
  4. 政治の在り方
  5. 学問と教育
  6. 孔子が重視した道徳

孔子が生まれた時代や政治的な背景、生い立ちから諸国を遊説した話、多くの弟子たちを囲んで談義を行い知見を深めた等の論語形成の前提となる基礎知識の導入部分から始まります。

孔門十哲と呼ばれる特に優れた10人の弟子たちを含め、後世にも名の知れた門弟についてそこそこのページが割かれていて、人物評について書かれた論語を読む際の一助になります。

また始皇帝による焚書坑儒の話など歴史的事実についても触れられており、論語を学ぶ上でプラスαの知識も獲得できます。


3章以降では、孔子が大事にした “” や “” といった基本の心得について、生活の中で実践する方法や、政治で活かすための教訓が多数載っています。

徳によって政を行う、徳治政治が敷かれた国造りを理想とした孔子の先見性あふれるアイデアや思想と、君子に求められる器量・人物像など、まさに論語の根幹をなしている名言ばかりの集大成となっていて、この一冊だけで論語のエッセンスは十分理解できるものとなっています。

【おススメその②】図解入りで分かりやすい説明

なんとなく論語を難しそうだと感じるのは、漢文で書かれた古い言葉であるという前提があるからだと思います。

本書は漢文(白文)の記載はなく、基本的には読み下し文がベースとなっています。当然、現代語訳も記載されているので読みづらい印象はほとんどありません。

また、具体例や図解によって補足してあり、その句のポイントが簡単に理解できるようになっています。

誰でも一度は聞いたことがあるような名言・格言もあり、その句の成り立ちなどが分かるとより一層親しみがわいてきます。

聞いたことはあったけど、論語がもとになっていたのか!と膝を打つような言葉もあります。

そうした新たな発見があるのも論語の魅力の一つと言えます。

【おススメその③】ページ数の割にサクサク読める

図解入りという点も一役かっていると思いますが、ページ数はそこそこあるものの文字ばかりではないので比較的サクサクと読み進められる点もポイントです。

さすがに60分で読破は難しいですが、それほど時間がかかるものでもないので、サクッと論語のポイントだけおさえたい方にはいい一冊だと思います。

評価ポイント
  • 読みやすさ    :5 out of 5 stars (5 / 5)
  • 理解しやすさ   :4 out of 5 stars (4 / 5)
  • 全体のボリューム :4 out of 5 stars (4 / 5)
スポンサーリンク

『60分で名著快読 論語』|学ぶことの意義

本書の第5章で学問と教育について触れています。

いくつになっても学べることはある

人はどれだけ歳をとろうと、まだそこから学べることは多くあります。

学校で習う事だけが学習ではありません。

むしろ社会に出てから学ぶことの方が意義深く、人生に与える影響は大きいといえます。

以下のようなことばがあります。

子曰く、学は及ばざるがごとくするも、なお之を失わんことを恐る
(泰伯第八その17)

「学問とは、追っても追っても追いつくことが出来ないほど深遠なものなので、絶えず目標を見失わないよう追い求めることが大事」だという風に言っています。

論語の精神を言い表した要の言葉ですね。ありがたや。

知らないことは恥ではない

ついでにもう一言。

これを知るを知るとなし、知らざるを知らざるとなせ、これ知れるなり
(為政第二その17)

「知っていることを知っていることとし、知らないことを知らないこととする。これが知っているという事だ。」という内容です。


どこかで聞いたことのあるフレーズですよね。

ギリシャの哲学者ソクラテスが唱えた「無知の知」と同じことを言ってます。

知らないことは知らないと認識しそこから知ることが大事なのだと、奇しくも同じことを説いています。

これぞまさしく真理といえるものです。

よりよい選択のためにも

私自身はいまもって論語の学習中であります。

これだけ世の中に情報があふれている社会ですから、必要な情報の取捨選択や人を見る目の確かさというのはますます重要になっていると思います。

正しいもの、自分にとってよりよいものを選択するための指針として論語の教えはとてもためになります。

人と接するとき、自分を見つめなおすとき、社会のありかたを考えるとき、様々な局面における最適解が論語には書かれています。

プラスな生き方のためにぜひとも読んでみてください。

スポンサーリンク
雑記ブログは収益化の夢を見るか

コメント