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自身の論語学習と子供の道徳教育を兼ねて子供向けの論語の本を読んでいます。
本記事では安岡定子著『ドラえもん はじめての論語』をご紹介します。
お子さんの「論語」へのとっかかりとしておススメの一冊です
子供向けの『論語』ならコレ。最初に読んであげたい論語の本
大人だけでなく子供にこそ論語を読んでほしい
『論語』は経営者やビジネスマンの意識向上ツールとして広く読まれています。
最近では大河ドラマの影響もあり、渋沢栄一氏の『論語と算盤』関連書籍も本屋で多く見かけます。
『論語』は大人にとってもためになる内容ばかりですが、子供のころから慣れ親しんでおくことで、よりよい生き方や選択をするための大切な教訓となります。
初めての論語の本として最適!
そんな私が幼稚園の息子に読んであげた最初の論語の本が『ドラえもん はじめての論語』です。(※タイトルに偽りなし)
『論語』がどういうものか、どんな内容が書かれているか分かりやすく解説されています。
読みやすく、理解しやすい
ドラえもんのお陰!敷居がグッとさがります
「論語」と聞くと、漢字だらけで読みづらいと思う方も多いかも知れません。
こちらの本はお馴染みのドラえもんが登場し、論語の起源や名文・名句がマンガやイラスト付きで解説されています。
黄色い表紙で目立つ上にドラえもんのお陰で子供の食いつきは抜群です。
マンガで解説、孔子様と論語の起源
冒頭、ドラえもん・のび太やお馴染みのキャラクターがマンガで論語とはどういうものか説明をしてくれます。
タイムマシーンにのって孔子が活躍した時代へタイムスリップし、弟子たちとのやりとりを覗いてみたり、実際の論語の名文を使って例えてみたり、これだけ読んでも興味が持てる内容になってました。
初学者やザっと読んでみたい人にもおススメ
しっかりと解説されています
子供向けではありますが、内容が薄いというわけではありません。
大きく5つの章に分かれていて、論語の基本思想である ”仁” をはじめ生活や学び、志といったカテゴリーごとにそれに紐づく論語が数句紹介されています。
各句は見開きで、右ページに大きく「書き下し文」と小さな「白文」があり、左ページで現代語訳と簡単な解説が書かれています。
現代語訳は丁寧でわかりやすく、下段の説明文が意味をおぎなってくれます。
上の図には載ってませんが、書き下し文の下にその句を表すイラストもあります。
「まずは名言だけ読んでみたい!」というあなたにも
論語は全20篇ですべての章句は500を超えるため、全部読むのは「時間かかるし面倒だ」という方にも本書はおススメです。
本書は全部で40の選りすぐりの名言や格言が載っており、一通りよめば論語のポイントは押さえられるようになっています。
有名な言葉やズバッと心にささる名言ばかりですので、最初に読んで学ぶのにうってつけです。
この本で興味を持ったら、もっと多くのことが書かれた本を読み進めていくのがいいかと思います。
「もっと読んでみたい!」というあなたには
全部読み終わって「もっと読んでみたい!」と思ったかたもいるかも知れません。
私は他の論語の本も読み進めてますが、この一冊(40個)だけだとやや物足りないかなと思いました。
そんなあなたにはこちらもおススメです。
君子編ということで、こちらはすぐれた君子になるための処世訓が多数追加されています。
リーダーや意識高めの人物になるために読んでおくのはいいかも知れません。
まとめ
たくさん読んでいい人生を!
簡単ですが『ドラえもん はじめての論語』をご紹介させて頂きました。
お子さんへの道徳教育やご自身の学びにぜひお役立てください。
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